美しい肌は毎日の積み重ねから生まれます。プロのエステティシャンが日々実践しているスキンケアルーティンを公開し、健やかな肌へ近づくヒントをお届けします。各工程のポイントを押さえ、シンプルながらも効果的なケアを一緒に始めましょう。
朝のスキンケア
朝の肌は寝ている間にターンオーバーが進んでいる状態。過剰な皮脂や古い角質をやさしくオフしながら、潤いを与えることが大切です。
洗顔
まずはぬるま湯で軽く顔をすすぎ、皮脂や寝汗を優しく落とします。指先で摩擦を感じないように心がけるのがポイントです。
クッション性のある泡を立て、Tゾーンや小鼻まわりを中心に泡で包み込むように洗います。泡が汚れを吸着してくれます。
洗い流すときはぬるま湯で30回程度、泡が完全に流れきる程度にすすぎ、肌に必要なうるおいを残してゆきます。
化粧水
洗顔後の肌は水分が蒸発しやすい状態なので、すぐに化粧水で潤いを補給します。コットンよりも手のひらを使うと刺激が少なくなります。
手のひらに適量を取り、顔の内側から外側へ押し込むように優しくなじませます。首やデコルテにも忘れずに塗布します。
肌の奥まで水分を届けるイメージでじっくり押し込んだ後、ハンドプレスでしっかり密着させましょう。
日中の保護
紫外線は肌ダメージを引き起こす大きな要因です。朝のスキンケアの最後に日焼け止めでしっかりガードします。
顔だけでなく、首や手の甲、耳の裏などにもムラなく塗布しましょう。指の腹を使って丁寧に伸ばすことがポイントです。
日傘や帽子など物理的バリアも併用しながら、2~3時間おきに塗り直しを習慣にすると効果的です。
デイタイムケア
外出先でも肌のコンディションをキープするには、こまめなお手入れが鍵。乾燥や皮脂、紫外線対策を中心にした簡単ケアをご紹介します。
ミスト化粧水
乾燥が気になったら携帯用のミスト化粧水で素早く保湿。外出先でもリフレッシュ兼ねてシュッとひと吹きしましょう。
肌から20センチほど離し、顔全体にまんべんなく吹きかけたあと、手のひらで軽く押さえると浸透力が高まります。
エアコンや紫外線で乾燥しがちなオフィスや電車での移動時にも手軽に使えるアイテムです。
ポイントケア
テカリやくすみが気になるTゾーンには、あぶらとり紙や部分用クリームを使ってケアします。肌表面を清潔に保つことが大切です。
皮脂の出やすい小鼻まわりは優しく押さえるようにオフし、その後にミネラルパウダーを薄くのせると化粧崩れが防げます。
目元や口元の乾燥には、集中ケア用のスティック美容液を使い、乾きが気になる部分を瞬時に落ち着かせます。
メイクの見直し
長時間の外出ではメイクのよれや崩れが気になりがちです。皮脂が浮いてきたら軽くティッシュオフしてからパウダーを重ねます。
崩れやすい眉間やフェイスラインは、ミスト化粧水とパウダーのダブル使いでリタッチしましょう。仕上がりが自然です。
唇の荒れにはリップバームを塗り、透明感のあるグロスでツヤをプラス。印象をフレッシュに保てます。
夜のスキンケア
夜は一日の汚れをすっきり落とし、肌の再生をサポートするゴールデンタイム。就寝前の丁寧なケアが翌朝の肌を左右します。
クレンジング
メイクや皮脂、汚れをしっかりオフするために、まずはオイル系クレンジングでメイクを浮かせます。ゴシゴシは禁物です。
指の腹で円を描くように優しくなじませたら、ぬるま湯で乳化させながらしっかり洗い流します。ぬるま湯がベストです。
ダブル洗顔が必要な場合は、肌に優しいクリーム洗顔料を使い、泡で包み込むように優しく洗いましょう。
美容液
夜のスキンケアでは集中ケア成分が重要です。ビタミンC誘導体やヒト幹細胞エキス配合の美容液を使用し、肌の再生を助けます。
適量を手に取り、顔全体になじませた後、乾燥しやすい目元や口元は重ねづけして保湿を強化します。
毎日の継続が効果を高めるポイント。塗りムラがないようにゆっくり丁寧に塗り広げましょう。
ナイトクリーム
最後にしっかり保湿できるナイトクリームでフタをします。こっくりとしたテクスチャーが肌を包み込みます。
首元まで塗り広げ、リンパを促すように下から上へ軽くマッサージすると血行が促進されます。
乾燥が気になる季節は、クリームの前にフェイスオイルを数滴プラスして保湿力を格段にアップさせましょう。
まとめ
毎日のスキンケアはシンプルであっても、一つひとつの工程を丁寧に行うことが美肌への近道です。朝・昼・夜のルーティンを継続し、肌の変化を楽しんでください。
当サロンでも大切にしている基本ケアを取り入れ、内側から輝く肌を手に入れましょう。ぜひ今日から実践してみてください。
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